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渡辺典子
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八月の朝
Lyricist:俵万智 Composer:山木康世
この曲と決めて海岸沿いの道とばす君なり「ホテルカリフォルニア」 空の青海のあおさのその間(あわい)サーフボードの君を見つめる オレンジの空の真下の九十九里モノクロームの君に寄り添う 左手で吾の指ひとつひとつずつさぐる仕草は愛かもしれず 沈黙ののちの言葉を選びおる君のためらいを楽しんでおり 寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら 一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日 Find more lyrics at ※ Mojim.com 生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 「また電話しろよ」「待ってろ」いつもいつも命令形で愛を言う君 君を待つ土曜日なりき待つという時間を食べて女は生きる 「じゃあな」という言葉いつもと変らぬに何か違っている水曜日 同じもの見つめていしに吾と君の何かが終ってゆく昼下り この時間君の不在を告げるベルどこで飲んでる誰と酔ってる 吾をさらいエンジンかけた八月の朝をあなたは覚えているか
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